学校歯科検診
こんにちは。
そら歯科クリニック院長の橋場です。
私は本日歯科検診のため、中学校に行ってきました。
6月は、6月4日(むし歯予防デー)から10日までは歯の衛生週間でもあり、学校歯科検診は毎年6月30日
までに行うことが学校保健法で決められているため、私も校医として毎週のように歯科検診に行っております。
さて、今回の歯科検診は中学生でしたが、ちょうどこの時期は永久歯が生えそろい
5~6歳の頃から始まった乳歯から永久歯への交換の終了時期でもあります。
6歳臼歯が生えてきたころは、フッ素塗布をしたり、シーラントをしたりと予防に力が入りますが
中学生ともなると塾や部活などで歯科治療に通う時間も限られてしまいます。
しかし、そのような時に生えてくるのが12歳臼歯で、歯科の用語で第二大臼歯と
呼ばれている歯で、一番最後に生えてくる永久歯でもあります。
そのせいか、ほとんどの学生の第二大臼歯には汚れが多く付着していました。
実際、この歯は溝も深く汚れもたまりやすいですし、生えたてのためまだエナメル質は
軟らかく酸に溶けやすい状態ですので注意が必要です。
中学生というと見た目は子供から大人になりますが、歯はまだまだ子供でムシ歯に大変なりやすい時期ですし
親の介入を嫌がるようになり、急にムシ歯が増えたりひどい歯肉炎になったりもします。
そのため、中学生の時期は、なるべく3ヶ月に一回は定期的に歯科でチェックしてもらうのが良いでしょう。
最後に、最近は梅雨で不安定な天気が続いていて体調を崩される方も多いようです。
季節外れの台風や竜巻等も発生していますし、皆様くれぐれもお気をつけくださいね。